Grasshopper :: Symbolコンポーネント
ついにRhino6が出ましたね!
今回は、Rhino6で追加されたGrasshopperの新コンポーネント、「Symbol」について触れたいと思います。
使い方
Symbolは、RhinoのViewportに特定のマークを表示させるコンポーネントで、GrasshopperでPointを定義した際にRhino側で表示される赤い[×]に似ています。
このSymbol関連のコンポーネントは3つあり、[Symbol (Advanced)]と[Symbol (Simple)]コンポーネントでSymbolの形や色などの設定を定義し、[Display Symbol]コンポーネントで表示させるものになります。
AdvancedとSimpleの違いは、Advancedの方がより細かくSymbolの設定ができるようになっています。
実際に繋いでみた例は以下の通りです。
Symbol(Simple)
変えられるのは、[Style,Size,Rotation,Color]の4項目です。
Symbol(Advanced)
変えられるのは、[Style, Size Primary, Size Secondary, Rotation, Fill Color, Edge Color, Width, Adjust]の8項目です。
ちなみにAdjustは、RhinoのViewport上でズームした際に、Symbolのサイズが変わるかどうかのオンオフになります。
全部のSymbolのStyleは全部で16種類あり、全部をアルファベット順に並べるとこんな感じです。
注意点
Symbolを利用する上でちょっとした注意点があります。
このSymbolを表示させたくない場合に[Preview Off]で非表示にできますが、[Disenable]の場合、表示が消えませんでした。
表示をオフにする場合は[Preview Off]をお勧めします。
終わりに
新しく追加されたSymbolについて紹介しました。
気になる箇所にマークアップしたり、GoogleMapのようにPinをプロットしたり、様々な使い方ができそうですね。
ぜひ使ってみてください。
使用した主なコンポーネント
- [Symbol (Advanced)] (Display > Preview > Symbol (Advanced))
- [Symbol (Simple)] (Display > Preview > Symbol (Simple))
- [Display Symbol] (Display > Preview > Display Symbol)